スペインではペーニャが各町、村レベルで存在します。そしてその舞台はいつもメンバーが集うBARなのです。
そこには昔のKappa時代のバルサのユニとか古いポスター、ペナントが好き勝手に飾ってある。カウンターには皆で回し読みするEL MUNDOやSPORTが置いてある。禁煙全盛の世の中BARの中はいつも国産の安タバコ(Negroと言います)の匂いが充満している。メンバー達は毎朝そこでCafé Con Lecheを飲み、ひとしきりマドリの悪口を店主にぶつけ、さっぱりして仕事に向かう。
勿論、試合の日には早くから皆が集まりテンションをあげ、安VINOの勢いも借りて、毒舌に更に拍車を
かける。試合相手がマドリでなくても常に野次はマドリに向ける。”Madrid cxbrxn!”と。試合中には誰も難しい戦術など語らず(各自それぞれに戦術論は持っていますが話し出したら止まらない事わかっているので言いださない)あれはFuera de Juegoかどうか、とかあれはPenaltiだとか、子供のような単純でしかも一方的なバルサ視点で、手を振りあげ、大声を張り上げる。試合が終われば、ささっと帰宅。翌日の月曜日にはまた、いつもと同じCafé Con Lecheに始まり、昨晩の試合の
記事の載ったEL MUNDOをぱぱっと読んで仕事に向かう。。。こんな感じ。