PENYA F.C.BARCELONA JAPAN

第2回 ーCULEとしてのスタンスー

CL決勝という大舞台は自分がCULEとして生きている間に何度巡ってくるチャンスかわからない。ここで行かずにバルサ優勝歓喜の瞬間を現地で見逃したら俺は一生後悔する!とカタラン語で私にまくし立てていたのを鮮烈に覚えています。
92年からの『バルサ高度成長期』を現地バルセロナで実際に体験、生活の一部として見続けるという幸運に恵まれました。
そして、98年にはクラブ創設100周年の大セレモニーを生のカンプノウで体験、バルセロナを離れてからも2006年のパリのサンドニや、再び2011年のロンドンWEMBLEYは勿論、CULEとして現場で観に行きました。自分自身の足でバルサの歴史的瞬間に立ち会ってきたことをCULEとして誇りに思っています。
アテネでミランに惨敗した決勝は幸いにも観に行っていません。と言いますかその時点ではまだ『会社を休んでまで行く』イベントとしては、恥ずかしながら自分自身認識していませんでした。
しかし、当時、カタラン人の会社の同僚JORDIが(当時、決勝は水曜日だったと記憶します)『俺はアテネに行く』と豪語し、堂々と会社を休んで行ってしまいました。
彼は会社の中でも幹部級の管理職で要職にある立場。それでも、彼の中でははっきりと人生のプライオリティが決まっていて『家族』→『バルサ』→『仕事』の順なのです。
CL決勝という大舞台は自分がCULEとして生きている間に何度巡ってくるチャンスかわからない。ここで行かずにバルサ優勝歓喜の瞬間を現地で見逃したら俺は一生後悔する!とカタラン語で私にまくし立てていたのを鮮烈に覚えています。
自分はバルサのファンだと思っていながら、スタンスがJORDIとは違うと、反省。バルサとの出会いだけではなく、自分の人生観さえ考え直し、そして完全に今の自分の人生観の基本が構築されたスペインでの10年間でした。
その後、ロンドンに駐在した時にはよくプレミアを観に行きました。OLD TRADFORDに行ったときにスタジアム内に掲げられていたファンクラブの垂れ幕看板に笑ってしまいました。

MAN-U! KIDS, WIFE. This is the order! と英国らしい表現でいいですね~
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