PENYA F.C.BARCELONA JAPAN

第29回 ースアレス凄すぎ!ー

ある業界人が当時のこの記事の事を覚えてくれていて、今のスアレスの大活躍とバルサの変化を一番適切かつ正しく表現した記事は、どの記事でもなくこれだよね!と褒めてくれた。いやいや、単なる素人のたわごとです、と謙遜してみたものの、正直嬉しかったな。。
127試合で107ゴール(2月7日現在)。
ルイススアレスがすごい。

実は一昨年、バルサがCWCで来日するにあたってクレ代表として、『バルサの観方』をテーマに一筆書いてほしいとサッカー雑誌『FUTBALISTA』に依頼された。
編集者からは、当然メッシ中心だよね?的な空気がある中、私からは、いやいやスアレスについて書きたいんだけど。。。と。

勿論、その時点でもすでにスアレスはストライカーとして本領を発揮していたわけですが、ここまでかっ?とは誰も思っていなかったわけです。そんな中で書いたのが、これ。
自己満足的に、改めてこの記事を読み直してみましたが。どうですか、スアレスのその後の大活躍を予言するようなこの内容!!!
ある業界人が当時のこの記事の事を覚えてくれていて、今のスアレスの大活躍とバルサの変化を一番適切かつ正しく表現した記事は、どの記事でもなくこれだよね!と褒めてくれた。いやいや、単なる素人のたわごとです、と謙遜してみたものの、正直嬉しかったな。
(FUTBALISTAより)
メッシもギリギリ間に合い、ジャパニーズクレの目の前で生MSNが躍動する日が近づいて来た。多くのクレ達の関心はやはり、カムバック直後のメッシだろう。
しかし、ここは敢えてスアレスに注目したい。
前回CWCで来日した時はペップがシャビと共に完成させたティキタカで世界を驚かせた。美しく芸術的なそのスタイルは最先端のフットボールと言う印象を植え付けた。
そして、その象徴が9番を置かないというシステムだった。
しかし、本来のフットボール最大の醍醐味であるゴールを奪うという行為。それを実現するストライカーという存在を否定した感のあるペップの斬新すぎる発想に戸惑ったのは私だけでは無いと思う。ペップが言うのだから正しいはず、もう9番がストライカーという考え方が時代遅れなのか。バルサには9番を付けたゴールゲッターは現れないのだろうか。
ティキタカを賞賛しながらもどこか釈然とはしていなかった。

しかし、今回来日するルイスエンリケのバルサが9番を付けたストライカーを伴って帰ってきた。この新しい形の9番は、今のバルサスタイルにもしっかりとはまりその存在感を示している。
けっして体を張って戦う定番の9番では無い。しかし、紛れもないゴールゲッターだ。ボールのもらい方、シュートを打つ為に最善の所にボールを置く技術。キーパーに予測させない、 時々少し不恰好にすら見える絶妙にずらしたシュートタイミング。ゴールを奪う為に必要な知力を完璧に持ち合わせたFW。どこかロマーリオとダブって見えてしまうのは私だけだろうか。
タイプは違うが、ゴールセンスはロマーリオに通じるものがある。走らない、守備しない、でもゴールは奪うというロマーリオスタイルはもはや時代遅れの化石FWと言わざるを得ないが、 今もってクレたちから語り継がれ、愛されている。それは美しくゴールを奪うことの出来るストライカーだったからだ。
クレも本当はそう言うストライカーを見たいのだ。けして9番が封印された訳ではない。

2011年のCWCは9番を必要としないシステムで世界一を勝ち取った。今回はスアレスという新型9番がしっかりと機能する中できっとタイトルを取る。ティキタカ感が薄れ、 ちょっと違うと嘆いているクレ達もいるのは知っている。しかし、その分、破壊力が3倍になった。これが新しく進化したバルサなのだ。
ねっ? 結構的を得ていると思いませんか?
気がつけば、FALSO NUEVEという言葉も使われなくなって久しい。むしろ世界ではここにきてまた9番的ストライカーの存在感が際立ってきている。
イブラ、アグエロ、イグアイン。。。そしてその頂点的存在のスアレス。
メッシの持つあらゆるゴール記録を塗り替えるのは難しいかもしれないが、バルサの新しい9番として今後どこまでゴールを量産するのか。
これからも、我々クレを興奮させてくれ~!
前へ    次へ

MANAGEMENT
WEB PARTNER
MEIDA PARTER
WEB PARTNER
CORPORATE PARTNER
PARNTERSHIP